茶一郎

ストレンジャー・シングス 未知の世界 シーズン2の茶一郎のレビュー・感想・評価

4.8
【記録】
 『Stranger Things2』と銘打った続編として正統な進化。1より怖い、1より楽しい、1より深い、物理的にも1より敵の数が多く、全長が大きい。
 シーズン1は70年代から80年代にかけてのSF、ホラー映画のモザイクアートとして最高に楽しかった一方で、本シーズンは『ストレンジャー・シングス』の確固たる世界でキャラクターと物語を動かし、しっかりとシーズン1で引いた大風呂敷を回収してくれます。強いて言うなら本シーズンはドラマパート +『グレムリン』,『エクソシスト』、なんて言うのは下品でしょうか。
 シーズン1でも親(警官)・青年・少年の3つの物語を並列に語って混乱をさせないという神ストーリーテリング力を見せつけたダッファー兄弟ですが、今作はさらに物語は複雑化するも全く混乱が生じず、物語の推進力を損なわない中盤までの出来は恐ろしい。素晴らしい語り口と神編集のなせる妙。後半も言わずもがなで、シーズン1に比べ敵対する勢力が一つに絞られている分、皆が団結・共闘シーンには鳥肌が止まりません。
 一つ不安なのは、次のシーズンにこれ以上の発展ができるかどうかということですが、きっとダッファー兄弟ならやってのけると期待します。