スヌーピーマン

ストレンジャー・シングス 未知の世界 シーズン2のスヌーピーマンのレビュー・感想・評価

4.5
そしてシーズン1を圧倒的に超えてくるシーズン2。完璧で強靭な作品。

とにかく構成のバランスが絶妙。ストーリーのまとめ方がシーズン1よりぐっとタイトに効率よくて、より登場人物に感情移入できる。

それからよりディープになった80年代オマージュの多様さが満足感に直結している。ビデオカメラの互換性のくだりなんか良くできていて、80年代あるあるに引っ掛けることで違和感なく導入しつつ、即座に本筋のストーリーに戻るクイックさ。ここに才能を感じざるを得ない。挙げたらキリが無いんだけど、綿密な計画性にただただ唸るばかり。ただのオマージュじゃ主張が際立ってしまって観ていて辟易することもあるけど、自然に押込められているので心を掴まれてしまう。また80年代の音楽シーンの激しい移り変わりを見事に物語の流れにシンクロさせているのは、まず他の’80ムービーにはない凝りようだ。

Netflixメイキングインタビューも観た。あ〜だよね〜あそこで脚本書き換えたよね?って気になってた流れがクリアになりつつ、まんまと術中にハマってしまっている自分に気付く。シーズン3はよ。