水辺の君に

ストレンジャー・シングス 未知の世界 シーズン3の水辺の君にのレビュー・感想・評価

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で、シーズン3。前作でちゃんと話は収まってたので次シーズンはどーなるんだ?と心配してましたけど杞憂でしたね!!めっちゃ面白い!1番良かった!!w
今までの大ヒットがあったからこそ、この世界観と1985年の夏を具現化する美術に膨大なバジェット使えた故の説得力の強さというか。もちろん大ヒット=世界中の視聴者達の期待のハードルの高さがあるわけで。でもそのハードルをキチンと越えて期待に応えてくれてるのが凄い。

1年後で、夏休みのキラキラしたカラフルさが80年代の再現だけじゃない奥行きがあって素敵ですよね。2019年から見た1985年のアメリカっていう視点をちゃんと成立させてるし。
その中で大人にならざるを得ない、少年少女達の成長の過程を描けてるのもさすが。いつまでもヲタさを忘れずD&Dやりたがるウィル、エルというか恋人が出来て友達をおざなりにしちゃうマイク達男子、ちゃんと女友達としてガールズトークも出来るようになったエルとマックス、そして何より今回もボコられる安定さありつつも兄貴キャラとして覚醒してるスティーブの良さw、今回も新キャラロビンが素敵だし。とにかくみんなのキャラと設定が時間を経たことで成熟してて。より魅力的になってましたね。コメディパートがより多くなってるのもキャラの良さを活かしつつ深みあって。シリアスさとのコントラスト。
大人達も、署長がパパキャラ&恋するおじさんだったり、ジョイスの相変わらずの暴走母ぶりとかも安定。つーか、大人も若者も子供もみんな恋してるのが、80年代の夏のカラフルさと相まってよかった。その象徴がモールなのも上手いしフレイドやソ連との戦いの舞台としても申し分ない装置でしたねモール。そこに行き着く=全員集合するまでのバラバラの話や展開が収束してくカタルシスも良かった。さすがの脚本と演出。勿論散りばめた伏線をちゃんと活かした上でのそれなのでホント凄い。あと、署長の手紙とビリーの母親との思い出とラストで泣かせるのもズルいし上手いw
とにかく、いつまでも子供のままではいられない。人は変わりゆく時間や環境と共に成長していかなきゃいけない。っていう青春や人生の1ページを丁寧に描いてたのが良かったです。
というわけで、個人的にもこのシーズン3が1番面白かったし好きですね。は、早くシーズン4を観たい!みんなにまた会いたい!
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