新木

ストレンジャー・シングス 未知の世界 シーズン3の新木のネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

エルの力が弱まり、子どもたちチームのもっとも強い人がいち警官であるホッパーとなり、もはやそんな戦力でソ連やビリーに太刀打ちできんのかよと思わずにはいられない。だからこそシーズン通して思っている主人公サイドは子どもたちだけで揃えてほしかった。大人が入ることで急に主人公チームにリアリティが求められてしまうから。次のシーズンはここにテコ入れないと飽きてしまいそう。頼みの綱であるダスティンのクリエイティブにかけたいところ。
とは思うものの、ホッパーはいいおじさん役だし、彼がいないとエルの”家族”的なところでの話の感動が薄まってしまうので致し方ない。

なんだか今の時代にソ連を一方的に悪者扱いするアメリカ側の視点の物語も(人によってはというかロシアの人らが)どうかと思う部分もあるが、当時のこの2国間の争いってひとつの面白さはあって。ホッパーとあの強いソ連の人なんてまさにそれぞれの国を象徴するようなキャスティングだったし、英語が話せる話せないの隔たりって設定としてよい。

子どもたちも数年前の面影をしっかりと残しながら成長している様子を見るのもは楽しいものの、ウィル同様、もっと男の仲間だけでD&Dやってよという寂しさも若干残しつつ、恋愛への興味とともに徐々に大きくなっていくのですね。スターコートの屋根を突き破って現れたクモ(名前なんだっけ?)の登場シーンはラスボス感があってとても良かった。
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