きつつき

あぐりのきつつきのレビュー・感想・評価

あぐり(1997年製作のドラマ)
1.0
期待して見てみたら花子とアンと並んで酷いガッカリクソドラマでした。脚本が雑すぎた…
朝に放送するからできるだけ明るい話にしようという制作の思いは伝わるんですけど、個人的に朝ドラってそうすると逆に史実の暗部が目立っちゃうコンテンツだと思っていて。
特にあぐりの実子に対する興味関心のなさが酷い。カーネーションの糸子もゲゲゲの女房の茂も酷い親だったけど、脚本家は逃げずに描いてくれたし、第一仕事人の一面をしっかり描いていたからキャラとして嫌悪感は持たなかった。対してあぐりは美容師描写も後半ほとんどなかったし(前半も酷い)、あぐりのダメなところを描こうともしてないのに自然と浮かび上がってるようで。
史実はもっと酷かったっていうんだから、モデルも含めて嫌いになりました。

ちょうどあぐりと並行して視聴していたひまわりとふたりっ子が当時にしてはかなり野心的で面白かったから(脚本家さんは2人とも今でも活躍してますよね)、これも今まで名作朝ドラに位置付けられてたのはちょっと許せないなあ。