honestaki

ひとつ屋根の下のhonestakiのレビュー・感想・評価

ひとつ屋根の下(1993年製作のドラマ)
5.0
『ひとつ屋根の下』がFODで無料配信されていて、リアルタイム振りに食い入る様に観ている。

懐かしさだけじゃない、本当に素晴らしい作品。
脚本の何が凄いって、全登場人物に共感できないキャラクター、セリフが無いってことだ。
中学生の頃には分からなかった気持ちが全て理解できる。
危なっかしいのに頼りになる兄ちゃん、そんな兄ちゃんのお嫁さんになりたいという小雪の気持ち、幼い頃から小雪だけを想ってきたチイ兄ちゃんの気持ち。
そして、そんな柏木家を見守ってきた貧乏開業医のゆきおじさんの気持ち。

このドラマって、とてもリアル何だよね。
厳しい現実を明るく照らす家族の存在。全くファンタジーじゃない。
みんなヒリヒリと傷付いて、大きくなっていく。

「文也、お前の痛みなんて誰も分からないんだよ。
だけど、達也たちはお前のために泣いたり、怒ったりしている。
お前はアイツらのために泣いたり、怒ったりできるか?
それをするにはな、自分で生きるってことだよ。」

考えるだけでは出てこない台詞。
真剣に生きてきた人間だけが生み出せる台詞。
野島伸司は、変態だと思っていたんだけど。

もうすぐ、あのとても辛い回が来るなぁ。
あれは苦しい。とても苦しい。

期間限定の無料配信だから、是非観て欲しいです!!!