まごー

ひとつ屋根の下のまごーのレビュー・感想・評価

ひとつ屋根の下(1993年製作のドラマ)
5.0
フジテレビ史上最高視聴率ドラマ。
いっちばん野島伸司が脂乗ってた頃の作品。

野島伸司らしいキャストの掛け合いのコント的な楽しさと、
セリフの面白さが存分に味わえる。

このドラマの「ウサギは寂しいと死んじゃうんだよ」は
科学的には大ウソだけど、
やっぱり今も通説になっちゃうくらいには妙に説得力があって、
ドラマのなかで聞くと心に響くセリフでとにかく好き。

野島伸司って「同情するなら金をくれ」とか「メイビー」とか「僕は死にませんなぜならあなたが好きだから」もそうだけど、やっぱり本当に良いセリフ書くんですよ。そのセリフに至るまでの展開も”ドラマ”に溢れていて素晴らしい。

彼の魅力はレイプとか自殺とか中絶とか障碍者差別とか同性愛とかそういうセンセーショナルな点ではじゃないんですよ。この作品にも上の要素全然あるけど。(個人的にはそういう要素ない方が好き)

あと、今改めて見るとあんちゃんのキャラクター造形は結構「男はつらいよ」の寅さんだなあ。と。

メロン騒動ならぬプリン騒動なんてのもあってそれも楽しい。

前半は七人の侍的仲間集めで楽しめるし、後半は王道ホームドラマで感動できるし、最高のエンターテインメントでした。
まごー

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