じゃん

蔵のじゃんのレビュー・感想・評価

(1995年製作のドラマ)
3.6
長かったがようやく最後まで見れた。

結論、松たか子と壇ふみと鹿賀丈史と香川京子を堪能するためのドラマ。

内容自体は割とどうでもいい。

香川京子が良い。
品があっていかにも大店の姑が似合う。
ただ厳しさが少し足りない。

大滝秀治は酒蔵の大旦那が似合ってるかはよくわからない。多分似合ってない。

小島聖がまだとても若く可愛い。

烈の母親の若い時を演じていた、小島聖の姉役の朝日奈彩乃が非常に気になるのだが、一瞬しか出て来ず残念。

井上真央が子役だが、井上真央と言われなければわからない。まあまあ。 

洞口依子の役はかなり可哀想な人生。

前田耕陽は喋らせると下手…

壇ふみを長時間見るのは初めてかも。
可もなく不可もなく。
いや、結構良いか。

鹿賀丈史はこの時何歳なのか、結構行ってるはずだが若く見える。色気ありすぎ。
設定年齢には無理があるが笑
酒蔵のボンボンには見えないが。

松たか子が美し過ぎてびっくりした。
まさにヒロイン。
後半の3割しか出てこないのだが、もっと早く出すべきだった。

ドラマの中盤の争いは全て、ボンボンの所為。酷い。
香川京子が御しきれなかったのが悲劇の始まり。

烈の結婚がちゃんと最後のハイライトになっていてしっくりきた。

しかし、このドラマを見るといかに映画版がダメだったがよくわかる。
雲泥の差。

姉妹愛、酒作り、古い家の伝統、各人のキャラ、俳優、全てにおいてドラマ版の方が優っている。

深草あきの劇伴音楽が意外と実験的。
中近東ぽい音楽とか。