にんじんしりしり

白線流しのにんじんしりしりのレビュー・感想・評価

白線流し(1996年製作のドラマ)
3.8
主題歌がスピッツなので鑑賞。
2話までは、ため息が出るくらいきれいな青春。その後はハラハラ。
制服姿の酒井美紀の透明感に見惚れる。
中高生時代に観ておきたいドラマ。

第1話
園子たちがハマっているバンドはスピッツじゃなかった。

第3話
「木星は太陽になり損なった惑星で、でもきっとそれはそれで自分の運命を全うしている星なんだ。」

第4話
「夏服は終わっちゃうんだね。もう一生着ないんだね。」
潰れたサッカーボール。まどかは自分の投げやりの心を足で突いているみたい。

第8話「君が想い出になる前に」
漢字は違うがスピッツの曲名とタイトルが同じ。その他のタイトルもセンスを感じる。
長谷部と大河内がカフェで話すシーンのバックではスピッツの「恋は夕暮れ」が流れている!

第9話
「夢ってさ、試験や資格で掴めるものじゃないんだよね。」
ライターの火が点かないシーン。花火の筒が長谷部の顔に当たりそうになっていて吹き出してしまった。
友達が立ち止まれば自分も立ち止まるのはどうかと思うけど、そこまで親身になって寄り添える友達がいるのは誇りだと思う。

第10話
大河内の真っ直ぐな言葉も曇りのない瞳も忘れられない。

第11話「空も飛べるはず」
「もっと、みんなで子どもでいたかったな。」
「何を学んだかよりどうやって学んだか。」
「こんなに頭と心を使った時季は今までになかった、たった18年だけど。」
空港のシーン。スピッツの「Y」が流れている!
受験勉強が全てじゃない。
大学入学がゴールじゃない。
思い出があるから次に進める。
みんなの進路が現実的でおもしろかった。