vivi

善徳女王のviviのレビュー・感想・評価

善徳女王(2009年製作のドラマ)
5.0
キム・ナムギル目当てで視聴。

アクション、ストーリー、俳優さん達の演技はどれも素晴らしいけれど、私の目はもうピダム(キム・ナムギル)とミシル(コ・ヒョンジョン)に終始釘づけ❣️

シュッとして鋭い目つきの野性味の強い風貌が役柄にマッチして、この上なく魅力的なキム・ナムギル。
最初の頃の、よく言えば天真爛漫な、はっきり言えば空気読めない発言は、素朴でかわいい💕
ほぼスタントなしというアクションはもう目が回りそう!
多勢に無勢なのに絶対やられないなんてことあるわけないけど、そこは置いといて…😆
彼のアクションシーンのみ何度も繰り返して観ました。

妖艶でずる賢く、周りの男達を手玉に取って意のままに操るミシルがまた表情豊かで魅力的で、目が離せませんでした。

ミシルは常に冷静沈着。何が起こっても動じることなく、いや、実際には焦っているのかもしれないけれど、決して表には出さずポーカーフェイス。
やはりリーダーたるもの、どんな時も右往左往することなく、でんと構えていなくてはね。

トンマンとミシルの腹の探り合いや火花散らした熾烈な闘いに加えて、周りの男達の様々な思惑が絡んだ権力闘争が大迫力で見応えじゅうぶんなのは、さすが韓ドラ!

久々に観た長編時代劇、波瀾万丈のストーリーに翻弄されまくって、大満足でした👏

ただ、韓国時代劇って、各回のタイトルに、どうして
「◯◯の死」とか、
「◯◯の最期」とか、書いちゃってるんでしょうね?
そんなの先に見たら面白さ半減だから、最近ではできるだけ見ないようにしてますが…😅

この先ネタバレしてます。









トンマンへの恋心のせいで嫉妬に狂ったピダム。
一方、囚われの身なのに策を巡らすこともなく、ピダムの聡明さを褒め、自分の死よりも百済の攻撃を心配するユシン。
器の大きさが違うなぁ…とは思うけれど、完璧で立派過ぎるユシンより、自分の気持ちに素直でストレートなピダムの方が人間味があるようにも思います。

トンマンを信じて見つめる、この上なく穏やかで優しい表情。
信じたいのに、周りの雑音のせいで葛藤し、苦悩する哀しげな表情。
そして、決心した時の険しい表情の彼は鬼気迫る迫力!

母やムンノだけでなく、トンマンからも遠ざけられたと思い込んでしまったピダムの気持ちを思うと、哀れでなりませんでした。
ただただ愛されたかった(というよりも、そばにいたかった)だけなのに…。
誤解が招いた悲劇が、残念でなりません。

映画やドラマを観てここまで号泣したのは久しぶりです💦
vivi

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