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善徳女王のkingyohimeのネタバレレビュー・内容・結末

善徳女王(2009年製作のドラマ)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

善徳(ソンドク)女王は韓国で始めて王になった新羅の女性。
「善徳女王」はその半生が描かれたドラマです。
一昨日2回目の放送を見ました。
今のところ、主人公の善徳女王は生まれたばかりの赤ちゃんです。

当時韓国は三国時代と呼ばれていた時代。
その中で一番弱小国だったのが善徳女王の国、新羅。
当時の新羅は善徳女王の祖父にあたる王が近隣の国の刺客から命を狙われることもしばしばあるほどでした。

その新羅を牛耳っていたのが王の側室であり、花郎(ファランと読みます。美しく武術に優れた青年たちによる軍事組織)のリーダー美室(ミシル)
王が崩御した後、ミシルはその美貌と才気をもって権力を握ろうとします。

ミシルは王の次男と結婚し、后におさまろうとするのですが、王が后にするという約束を反故しようとしたため、彼を廃位させます。
そして今度は先王の孫(チンピョン王)を即位させ、その后におさまろうとします。
しかし、当時チンピョン王にはマヤという后がいました。

そこでミシルはマヤを誘拐し殺そうとします。
マヤ王妃はその時妊娠していて、その時お腹の中にいたのが善徳女王。
九死に一生を得たマヤ王妃ですが、出産時子供が双子だと判明。
その時の新羅には双子は国を滅ぼすという言い伝えがありました。
そこでチンピョン王は生まれた子供が双子だったことを隠すため、マヤ王妃を廃位させないため、善徳女王を侍女に託すのです。

ここまでが昨日見たストーリーでした。
あらかじめガイドブックでお話のあらましを見ていて、ミシルというのは見ていて憎憎しい女だろうなと想像していました。
でもここまでの段階ではそうでもないというのが私の感想です。

とにかく彼女は欲しい物が権力とはっきりしていて、そのためにたくさんの物を彼女自身犠牲にしてきているのが分かるから。
私は自分が痛い目をみずにたくさんの物を欲しがる人間は嫌いですが、それなりの努力をしている人間は一応認めるところがあります。
美しく、強く、聡明で、王をも虜にする魅力。
彼女のためなら花郎の青年たちも命を投げ出すまでのカリスマ性。
そういうものは誰でもがもてるものじゃないし、ある意味強烈に魅力のある女性である事は確かです。
とは言っても話の展開上どうなるか分からないけど・・・。
かなり悪い女である事は確かです。
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