最高視聴率49.7%の大作✨というのは知ってたけど、81話という長さになかなか手を出せてなかったですが、今回BSで放送始まったので意を決して全話録画＆視聴しました😄
チュモンとは高句麗を建国した人でその時期は紀元前37年なんですよね。
今まで時代劇で扱ったことない遠い昔、記録も少なく韓国では神話として伝えられている話で、この神話ではチュモンは川の神ハベクの娘、ユファ夫人が生んだ大きい卵から生まれたと言われています。ドラマでは卵から生まれたという話は出て来ず普通の人間として描かれていますが、登場人物の設定、関係や年齢などはかなりドラマに合わせて変えたそうです。
ドラマは、扶餘の3番目の王子だったチュモンが王位争いの末、扶餘を去って新しい国”高句麗”を建国し安定させ、第2代王に王位を渡し40歳で死んだチュモンの生涯と、高句麗の建国に多大な貢献をしたソソノ（召西奴）との切ない恋💗を描いています。
チュモン役のソンイルグクは10代後半から40歳までを演じていますが、全然違和感なかったです。前半扶餘の王子だったごろは本当情けなさすぎて、この人が後に高句麗を建国する人❓😳と信じられなかったけど、いろんな試練を乗り越えて逞しくなっていき、虐待されている流民を助け国を建てるくらいまで立派に成長する様子をみるとまるでユファ夫人になったような気分で私が感無量でした😭👏
ソソノ役のハンへジンは登場の時から男装をしてる時さえ眩しいくらい美しい✨✨✨
聡明で大胆で固定観念にとらわれず常に自分の部族のために最善の決定を下す彼女が本当格好良かったです👍👍
このドラマは、タイトルがチュモンなだけあってチュモンに焦点を合わせて話が進んでいきますが、このソソノという女性、高句麗の建国だけでなく、後に息子が”百濟”を建国するのにも多大な貢献をするという、その後600年～700年も続く三国のうち”百濟”と”高句麗”の２国を建てたとてつもない素晴らしい女性でした👏
特に百濟は初代王は彼女の息子オンジョになっていますが、彼女の死後、オンジョ王は、”外敵が多い時期に国母まで世を去り安らぐことができないため、首都を移すしかない”と言ったそうで、ソソノの死は国の首都を移さなければならないほど大きかったようです👀
こんな偉大だったソソノの記録は現在ほとんど伝えられてないそうで、その理由は長い間男性中心の国だった韓国で、再婚女性、正室でもなく、夫に従わず家を出て、新しい国を建てたとは謀反とまで見られる許されない女性だったようで男性歴史家たちはこの危険な女性を歴史から消してしまったとのこと。こうやって女性の活躍は息子や旦那の業績に変えられて、歴史から埋もれてきたのだと思うと、同じ女性として腹が立ちます。今の気分では私がソソノ主演のドラマを制作し、世の中にソソノという人物とその業績を知らせたい気分です😤
話が逸れましたが、このチュモンというドラマ自体はとても面白く見応えありましたので、時代劇好きな方は是非観てみてください❗️
※唯一気になったところは、少なくとも20年以上の時間を描いているドラマなのに、死んでいなくなる人以外、臣下たちがほとんどずっと同じというところ。白髪になるだけで、イジェヨン演じるブドゥクブルなんて前代王の時代からずっと大仕者で役職も20年間同じなのには笑いました😂😂
元々60話予定のものが大人気のため81話になったから予定外のことがたくさんあったんだろうなと思うようにしてます。
