ゆう

13の理由 シーズン1のゆうのレビュー・感想・評価

13の理由 シーズン1(2017年製作のドラマ)
4.4
自殺願望を持ってた自分が見たら辛い思いするのかなーと思って見たが最初はそれほど見てて辛いなどとは思わなかった。
ただ暗いサスペンス系のドラマとして楽しんで見てた。
でもシーズン1の終盤あたりでいつもドラマの最後に流れる
"あなたがもし悩みを抱えてるならこのサイトにアクセスしてください"
的なやつを聞いた途端に何故か涙が止まらなくなった。
多分自分が傷ついて誰かに相談したかった過去の気持ちが"あなたを助ける手段があります"と明確に示されたことで溢れてしまったのだと思った。
自分が本当は傷ついている、助けが必要な状態に陥っていることを自覚しないまま突然そのストレスがはじけて自殺する人も多い。
もしドラマの製作側の狙いの1つ(自分が助けを必要としてる状態になってしまってることに気づかせる)がこれならぼくはその狙いにまんまとハマってしまった。



後ハンナが自殺するシーン。母が大丈夫よ?どしたの?怪我しちゃってるじゃないってパニックになりながらもこけて擦りむいた娘を気遣う程度の、大したことないよすぐ治るよって思いたい気持ちの表現が吹き替えでもしっかりされてて涙が止まらなかった。




僕はこのドラマを見て自殺願望は薄れました。楽になったわけじゃないけど両親が同じような思いになると思うとすこし踏みとどまれた気がする。
受け取り方は人それぞれだと思うけど僕はこのドラマは大切なものになりました。
ゆう

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