さんく

13の理由 シーズン1のさんくのレビュー・感想・評価

13の理由 シーズン1(2017年製作のドラマ)
4.2
正直、観るかどうかとても迷いました。自分もこの重い渦に飲み込まれてしまうかもと、不安だったから。
だけど、観終わった今、観て良かったと思います。

彼女が彼女自身を終わらせた13の理由。
それは、言い換えれば、彼女の逃げ道にも、救いにもなり得た「13の可能性」だったんだなと思う。

どうせ、最初から死ぬつもりだったんだから、あの時何を言っても無駄だった、なんてわけはない。何事も遅すぎることなんてないことを13番目の理由で実感しました。

13の理由の主人公はほとんどが子ども。だけど、その親たちが口を揃えて言う「うちの子はそんな子じゃない」。それが、さらに子どもを追い詰めていたようにも見える。
きっと、真相はハンナのテープの何倍も複雑だろうな

影響力が大きい故に、観る時にはある程度の覚悟が必要な作品だと思う。だけど、影響力が大きいということは、それだけ現実性が高いということ。
この作品が、傷を抱えた人への癒しになるとは思わないし、むしろ傷口を広げるかもしれない。でも、登場人物たちを通して、何が最善の選択で、どうすれば良かったのかを、視聴者に投げかけ続けた。
それだけで充分価値のある作品でした。