いじめ問題を取り上げた他に類を見ないタイプのドラマ。
普通の生活を送っている彼女がなぜ自殺を？
最近よく聞く考え方であるけど、いじめられた人に向き合うことは当然で、それ以上にいじめる人に向き合ってケアをして変えていかないと負の連鎖は切れないと思った。
いじめられた当人の苦しみ(何で辛いのか、どれくらい辛いのか等々)は当人にしか分からない。
どんなに自分に近い人(例えば家族や親友)でも面と向かって言葉で伝えないと相手は何も分からない。
周りの人は理解するまではいかなくても気づいてあげられるといいのだけど……
私は何かあったらすぐ人に頼って事細かく話してしまう人間だから相談することに抵抗はないけど、ハンナにとっては難しいことだったんだと思う。
そういう人だと周りが分かっているのならきづいてあげるより他はない。
ハンナも小さなサインを出していたのだから、ハンナの性格をよく知る人が無理やりにでも聞いてあげれば良かった。
理由が解明したところで終わるかと思ったのに、まさかのクリフハンガーでした。確かにハンナに関わった人たちの証言は重要だしそこからが本番というのも分かるが…。
もう続きを観るつもりはないのでこの先の展開を調べてみたけど、いろいろ詰め込むよりもハンナの話だけに焦点を当てて視聴者自身がそれについて考えるよう委ねる作品にしても良かったのではないかと思いました。
