グランメゾン東京と同じような志向の作品に鈴木京香が出演していることから観賞。三谷幸喜作品ということもあり、全く色あせない面白さがあった。
1話目の感想は、こんな登場人物覚えられるかよ。最終話の感想は、全員色々なストーリーがあったなぁ。
話の舞台を「フランス料理屋さんの店内」のみに絞ることによって、無駄な話の展開を脚力削っている。本当に1話から11話まで店内の様子しか映らない。(オープニングとエンディングは毎回店外の看板を映すが)
松本幸四郎（白鸚）さん、「素晴らし」かった。これだけ十分な画質がなく、20年以上も前の作品であるにも関わらず、登場した瞬間から最終話の最後の場面まで、一時もオーラを切らさなかった。凄まじすぎる。
特に、総支配人を偽り続ける会は秀逸。ストーリー設定から、それぞれのキャラの立たせ方まで、完璧と言わざるを得ない演出と演技だった。
後世に語られるべき作品だと感じたが、ついこの間まで作品名すら知らなかったことを恥じている。
