鯖

僕らは奇跡でできているの鯖のネタバレレビュー・内容・結末

僕らは奇跡でできている(2018年製作のドラマ)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

毎話ささやかな雑学が増えて楽しい。色々考えたドラマだった。不意に台詞が心に刺さって抜けなくなる大人も多いのでは。

自然界について学ぶと自分がちっぽけに思えるし、ぐるぐる悩んでいたことが生物学的に理にかなった現象だったりするから面白くて好きだな。

いのちってすごい!👏👏

みんなに鮫島教授や山田さん、おじいちゃんに出逢ってほしいし、側にいるって気づいて欲しい。

大きく異なるように見えて
実はちゃんと繋がれる登場人物の配置も良かった。水本先生や樫木先生もいてこそバランスがとれてる。生態系と同じ。

相河先生は虹一君を育てる訳じゃないから無責任にも思えるし綺麗事だけじゃ務まらない親の心も分かるけど、この出会いは虹一君にとって財産になるはず。

これから大きくなる子供たち
「変わった子」を「ただのその子自身」として認めてくれる人と繋げてあげる仕組みがもっと一般化したらいいな。学校現場に全てを求めるのも難しいと思うから。
学校で求められることが出来ても出来なくても、君の価値は変わらないんだよ。存在することに意味があるんだよ。って伝えたい。

自分を律して必死に頑張ってきた水本先生をもほぐしてしまう相河先生はすごい。そしてやっぱり榮倉奈々の芝居は好きだ…。ナチュラルなんだけど、役によって本当に繊細に違う。

回が進むにつれ、エンディングと曲がよりマッチしてきて感動だった。
鯖