ソウル

オザークへようこそ シーズン1のソウルのレビュー・感想・評価

4.1
ブレイキング・バッド筆頭に、カルテル系ドラマは今や話題を集めやすい分マンネリ化もしやすい。
ところがどっこい!このドラマは"資金洗浄"を題材に全く新たな視点で楽しむことができる。これまでには味わったことの無いハラハラ感を体感できました!

【物語】
こちらは当然真新しく予想のできない展開が続くので飽きがきません。ダークサイドへと、深みにハマっていってしまう家族の姿を堪能(言い方悪い)できます。難点は、資金洗浄に関してそこまで詳しくなくネットで調べた程度の知識しかないので、たまに置いていかれそうになる。それでも何となくはストーリーを追えます。

【映像】
こちらが予想以上に良いのです。何が良いかって、カラコレですかね?基本的に"青"で統一された冷たい色調なのですが、オザーク湖を舞台にしているということや、どことなくバラバラだけど時にまとまる家族愛みたいなのが、作風の演出の一環のように感じられる。オープニングで毎回出てくる4つのイラストが話のキーワードになるという遊びも、心理的な面で焦燥感を煽られるというか、アクセントの付け方がとても上手い。

【総評】
全体的に話のテンポも悪くなく、ハラハラ感も常に味わえる見応えのあるドラマでした。ただ題材が題材なだけに、今どれだけ追い込まれてるのかを全て"金"の動きで見ていかないと分からないのだが、そこがイマイチ掴めないことが多くて危機感を共有するのが時折難しかった。シーズン2には更なる期待をしています!
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