gingercat

ライフのgingercatのネタバレレビュー・内容・結末

ライフ(2018年製作のドラマ)
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このレビューはネタバレを含みます

本国で昨年放送された見応えあるドラマ「ライフ」。しかし、ツイッターでタグ検索してもなかなか引っかからず、日本で放送後もこちらではあまり盛り上がっていない様子。個人的にこの作品の凄さや見応えを非視聴者にも伝えたいため、広報大使でも任せてほしいくらいだ。

このドラマがなぜ韓ドラ層に響いていないかという点を考察してみると、BS/CS契約をしている韓ドラ層はラブコメ視聴者が多く、反権力的ドラマはあまりにもシリアスでラブコメ的「ノリ」がないからではないか…?逆に、チョスンウ氏が出演したNetflixオリジナルドラマ「秘密の森」は普段韓ドラを見る習慣がない洋画オタに響いていたため(自社比)、「ライフ」がNetflixに入ると知名度が上がるのではないかと予想している。

感想として、この作品は「秘密の森」に続き、イ・スヨン氏が脚本を手がけている。二つの作品で重なるものはたった一人の人間が集まり、力を合わせ大きな力に対抗するということではないだろうか。上手くいかず七転八起しながら正義を求める主人公は、権力に対して懐疑的な者誰しもが共感できる相手だ。韓国はデモで大統領退陣を実現してもう数年も経っているが、この作品のエンドで見える「次くる困難もまたみなで倒せば良い」という力強いメッセージはデモの経験から来ているのではないだろうか。