このレビューはネタバレを含みます
あまりにもざっくばらんに物事を言う登場人物達に驚愕したし、あなた達本当の友達なの?と思うシーンも多々あったけれど、思った事を言わずに腹の中で留め、ウジウジとした関係より余程いいんじゃないかと思えてきたのは登場人物達の個性を愛してきているからなのだろうか。誰もが完全ではなく、寧ろ欠陥だらけなんだけれど、人間って得てしてそういうものだよねという妙なリアリティ感が癖になる作品。
シーズン5では今までとっ散らかっていた点と点が線で結ばれていくような爽快感があった。皆遠回りしてきたが、ここへ来て自己回帰している感じ。
ハンナ、アダム、ジェッサの三角関係はこちらも目を逸らしたくなるほどリアルに描かれているし、ジェッサが涙ながらに吐き出した““友達の彼氏だけは横取りしない””というポリシーとそれに相反する現状に胸が痛くなった。
残り1シーズン、どう終幕するのか楽しみ。