みんな最後までくそ人間でした。自己中心的で我が儘でずっと子供のまま。最後には苛立ちを通り越して笑えてきた。綺麗なハッピーエンドではないかもしれない。みんなが思い描いていたラストではないかもしれない。でもそれがよかった。人生ってこんな感じなんだと思う。戦って負けての繰り返し。残酷だけれどその中に幸せはちゃんとある。でもその幸せは自分が願ったものではないから反発してしまう。辛いし苦しいしどうしていいか分からない。迷って迷って迷って、答えなんか出ないし、そもそも答えなんてあるのかも分からない。望んだ未来ではない、想像していた自分とは違う、けれどももしかしたらそれがほんの少しの希望に変わるかもしれない。『GIRLS』を最後まで観て。やっと分かった気がする。最後まで観て良かった。みんなに呆れて怒れるけれど、それ以上に愛おしい。多分途中で断念してしまう人もいるかもしれないけれど最後まで観てほしいな。
