自分の人生と目の前の相手の人生への向き合い方を穏やかに真剣に考えさせてくれる。
「酸っぱいレモンはレモネードに変えることができる」
癒しや弱さや強さ、ユーモア、偶然か運命か。生きるということは計画通りにいかないことだ。
このドラマはそんな不思議な偶然に立ち向かう言葉と態度がユーモアに満ちていて、かつ役者や制作陣の"人生"に対する愛が詰まっている。
シーンごとの音楽も毎回完璧で優しく心に沁み入る。
映画でなくドラマの時間感覚だからこそか、人物それぞれの生活の中で生まれる心の動きが繊細で、無理矢理盛り上げてる感覚がまったくない。
鑑賞する年代によって感情移入する相手が変わり感じ方が全く変わると思う。
誰にとっても普遍性があり、一生追い続けたいなと思える作品。
