ねむ

THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これからのねむのレビュー・感想・評価

4.5
え、なんか勝手に群像劇だと思ってたんだけどこれはファミリーの話だ。
子どもを持つ時に親となる人はどんな理由を持つのか。子どもを捨てる時もまた。
子どもと向き合い、子どもから逃げるときは?すごく知りたい。

私は3話目から潤んできました。
パパの人が良くて気弱い部分を垣間見てしまった。
面白いから少しずつ大切に観る。

〜5話
子どもや子育てって、思ってたのと違ったからって後戻りなんか出来ない。自分や周りが変わっていくのを止められない。
色んなことを感じて成長した子どもは、自分が大人になることや親になることをhappyな面だけでは考えられない。

『愛する人はいつか亡くなる。もし誰かが死んで姿が見えなくなっても、同じ絵の中にいる』
素晴らしい概念。

〜9話
それぞれの人がひっそりと抱える孤独を思って泣いた。
みんなが誰かを愛してる。それを守るために孤独を引き受けている。
愛していなければ耐えられないつらさだ。
そして痛みを伴いながら前に進もうとする。人生って…。

〜12話
うわうわうわわわわ、すごい。
物事や人生がどんどん絡み合っていく。
一人一人の小さなターニングポイントが、誰かのきっかけを後押しする。
バタフライエフェクトを信じてしまう。
物事にはなんの関係もないことなんて1つもないのかもしれない。

〜16話
バカみたいに号泣した。止まらん。
有名にもお金持ちにもなれない、何も成し遂げていないまま終わりかけてる人生の、この最後の煌めきは一体どういうことなんだ。
一瞬も知らない人生の中に連綿と続くこの愛は一体なんなんだ。

そしてこの物語が始まった時から繋がり続ける点在したメッセージ達。
広場で思い思いに過ごしている色んな人達が端の方から少しずつ手を繋ぎ始めるような。
ケヴィンの描いた絵に重なり続ける絵の具を思い出してまた泣いた。
ねむ

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