長～い全10話を、ゆっくり休み休み楽しみながら最終話まで鑑賞。最終話は、雑用やら家事やら全て済ませ独り集中して最後の謎解きに立ち会った。
原作は、45年前の1973年マイケル・クライトン監督、ユルブリンナー主演「ウエスト・ワールド」。先進技術で造りだしたロボットのテーマパークとそこで起こるロボットの反乱。
本作ではジョナサン・ノーランの脚本で、暴走する新技術と対立する人間という単純な構造ではなく、より人間の内面に切り込んだ話になっている。
その人間側に魅力的なアンソニー・ホプキンスの博士80歳、映画のユルブリンナーを彷彿とさせる黒服ガンマンのエド・ハリス68歳の二人が嬉しい(^^♪
米国ディズニーランドの開園は1955年で、そのコンセプトは《大人も楽しめる遊園地》だったそうな。
現代の技術は、本作の外から見ると人間で中身は機械という発想から既に大きく逸脱し、人の遺伝子レベルの改変に及んでいる。
機械が自我を持ついうテーマが、何だか呑気なものに思える昨今、どこからが人間でどこからが人工物か判然としないという課題が目前に迫る。
毎回の前段のタイトルロールが、美しくも不気味で秀逸。是非ゆっくり時間をかけてご覧頂きたい。
