最終話だけ間が開いてしまったので、すっかり内容を忘れてしまった…なにがどうしてどうなってどうなりたいんだっけ?と思い出しながらの最終話となる。故に全く入り込めず完全にウエストワールドの中に置いてけぼりにされる。もはや見るべきものはドロレスを演じたエヴァン・レイチェル・ウッドの脇のみ。美しい人は脇の下まで美しい。川端康成の『眠れる美女』の爺の気持ちで、動かなくなったドロレスの脇の下ばかりを眺める…
結局、最終話はなんだか強引というか…急に世界観が矮小化されたなと感じる。そんなに狭い話をだったっけ?
しかも生煮え状態で幕を下ろすので、胃腸の弱い私は消化不良を起こす。
なんだかなぁ…シーズン4があるのかしら⁉
シーズン3全体を通しての、すぐそこに来たるべき未来の造形美は非常に好みであり、現実になりそうな世界観としてはウエストワールドの中の世界よりはビジュアル的にワクワクした。建築物の撮り方や構図に自動運転で走るクルマや、自律するバイクなど…もう何年かしたら実用されるであろう近い未来の姿を先取りしているような感覚は楽しい。
続編があるのであれば、キャストは変えずにエヴァン・レイチェル・ウッドの脇の下を多用していただけたら幸いである。