モモモ

ゲーム・オブ・スローンズ 第二章:王国の激突のモモモのレビュー・感想・評価

4.0
すっかりハマってしまいましたゲームオブスローンズ。
シーズン1から更に登場人物が増え、より複雑に絡み合う様になった王座戦争は勿論魅力的だが自分が魅了されているのは前シーズンからの延長上にあるキャラの深い掘り下げの数々だ。
その掘り下げの全てが「愛するが故に」なのが憎らしい。
リアルタイムで毎週ジックリと待ち、楽しんだ方が感慨深い物があったのだろうなぁ。
スターク家の面々は回を増すごとに魅力が増していくがやはり僕が好きなのは前シーズンと変わらず小鬼さんですね…。
ラニスター家は視聴者から観て「悪役」側の側面が強いので「てめ!!!この野郎!!!」という描き方が目立つのだが小鬼さんはそんな中でこそ一層輝きが増していきますね…!
不遜の息子が一族の中で1番マトモな人格をしているのが最高。
クレジットがトップの時点で察していたが物語的にも「信じていた(信じようとした)者に裏切られ全てを失う」様はネッド・スタークと重なり、本シーズンの主人公が誰かを示している様に感じる。頑張れ、小鬼さん。蹴散らせ、小鬼さん。
正直シーズン1はファンタジー色が薄かったので(時代設定的に仕方ないが)人智の及ばぬ何かが暗躍し、滅びたドラゴンが片鱗を見せ始めるシーズン2からこそが「ダークファンタジー」の始まりだ。
予算も増したのか丸々1話かけた血肉舞い、肉と骨をゴアゴアしく両断し、人が燃え盛る「合戦シーン」があり、いよいよ死角がなくなったなと興奮しました。
こんなクリフハンガーな10話で我慢出来る訳がないので間髪いれずにシーズン3に移行します。
モモモ

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