”船出”
七王国の熾烈な権力争いを描くドラマのシーズン4。
昨年6月から視聴を始めて、ようやく「折り返し地点」とも言える場所までたどり着いた。
今シーズンももうなんだか色々と起こりすぎてて上手にレビューするのが難しいので、あくまで自分用に、主要登場人物たちの現状を簡単にまとめておくだけにしておく。
✏️黒の城の死闘
今シーズンのハイライトと言ってもいいエピソード。
野人軍団と冥夜の守人(ナイツ・ウォッチ)の全面対決。
エピソードのほとんどを彼らが戦う様に割いているが、途中で飽きたりすることが全くなかった。
この点は、制作陣の「魅せ方」の妙技が光る。
✏️ジョフリーの死
今シーズンで最も大きなイベントの一つはやはりコレ。
ワインに仕込まれた毒によって命を落としたジョフリー。
意外と早い段階で退場するんだね…
今まで溜まったヘイトの分、もっと残酷な死を迎えてほしかった気も。
✏️ティリオン
ジョフリー殺害の罪を着せられたティリオン。
今まで愛してきた人、そして親類縁者からも見放され、孤立無援。
しかし、兄・ジェイミーだけは彼を見捨てなかった。
かつての恋人・シェイのみならず、父・タイウィンを殺害。
何も失うものがなくなった彼が向かう先とは。
✏️サンサ
そんなティリオンと、無理やりという形ではあるが婚約させられていたサンサ。
彼女にも思わぬ形で転機が訪れる。
叔母のライサも亡くなり、ベイリッシュの手ほどきによって彼女は新たな道を開拓する。
黒いドレスを身に纏い、父・ネッドの死後以降散々な目に遭ってきた彼女の逆襲が始まりそうな予感。
✏️アリア
「殺したいやつリスト」に入っていたサンダー・クレゲイン(=猟犬(ハウンド))と行動を共にすることになるアリア。
一見「主従」のような関係性にある二人だが、実はそうでない。
ちょっとした「子連れ狼」を見ているような、ほっこりとした気分になれるシーンも。
それだけに、アリアとハウンドが迎える結末は少し目頭が熱くなった。
"殺さない"という選択が、アリアにとって最大の復讐になったのかな…
✏️逆鱗
さあ来ましたワタクシの推し、デナーリス。
相も変わらず奴隷解放を続ける。
順風満帆に見える彼女の企てだが、徐々に「綻び」も垣間見えるようになる。
「あちらを立てればこちらが立たぬ」を体現するかのような、解放した奴隷たちの声。
コントロールが効かなくなりつつあるドラゴンたちの余りある力。
そして意外過ぎる人物の裏切り…
今までにない「苦しみ」を抱える彼女の姿が何とも印象的なシーズンでもあった。
☑️まとめ
簡単にまとめる、と言っておきながらかなりの長文。
無理です。これをたった数行でまとめるのは。
「転換点を迎えた」とある通り、次シーズン以降さらに大きく物語が動き出しそうな予感。