がくと

ゲーム・オブ・スローンズ 最終章のがくとのレビュー・感想・評価

4.8
終わってしまったのか、という感じだ
この最終シーズンのためにAmazonのスターチャンネルに契約して、初めてリアルタイムで観た

いろいろ批判もあるみたいだけど、たしかに人物描写とか粗くなった感もあるし、スポットが当たる人物にばらつきがあったりしたものの、上手くまとまったと思う
作り直しの署名運動とかやってる人はゲームオブスローンズに何を求めているんだろう?いろいろ感想はあるだろうけど、今までこれだけ素晴らしいものが観れたのだから、好き嫌い言うのは自由だが作り直せとか言うのは筋違いだしリスペクトを持つべきと思う

最終シーズンはラニスター兄弟の男前さが印象的なシーズンだった
デナーリスサイドに移ってからあまりいいところのなかったティリオンだったけど、5話のジェイミーとのシーンは熱かったし最後は大役を果たした
ジェイミーもドラマ通して最も熱く魅力的なシーズンだった 最後に愛する人の元へ戻ったのも、人間らしくて好きだった
ドラマ序盤では嫌なやつだったジェイミーをこんなに魅力を感じるとは思わなかった

最終回はもう一波乱ぐらいあるのかと期待してたから少々肩透かしな感じもするものの、過去の実際の人間の歩みの歴史を感じさせるもので納得感のあるものだった

ジェイミーについて書くブライエニーのシーンは泣けた...小評議会の雰囲気も最高だった

こうしてみると、実際の世界史もドラゴンやホワイトウォーカーはいないもののゲームオブスローンズと同じような歴史を繰り返してきたわけだが、対立を乗り越えて王の権力を廃し、人民のため民主的な政治をしようと進めることができたのはやはりすごいことなんだなあと思う
世界史の様々な出来事の裏に、ティリオンのように無名な人々が繰り広げたゲームオブスローンズのような重厚な物語があったんだと思うと、そんな物語をもっともっと知りたくなる

個人的にはアリアやサンサの活躍ももっと見たかったけど、ファンタジーはあんま好きじゃないんだよなあと思いながらも、ゲームオブスローンズを見始めて本当によかった
がくと

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