niwarie

ゲーム・オブ・スローンズ 最終章のniwarieのレビュー・感想・評価

5.0
まだ終わってもないのに星5つをつけたさ
(1月に最終シーズン早く観たさな勢い余って書いてたので一度削除して最終章毎話放送後に書き足してたもの再投稿します……)

情報更新されるだろうけど、
D.ナッター監督はエピソード1.2.4だよ

///↓これは本当のタイトルではなかったっぽいので放送毎に1番下に本物タイトルと感想付け足して書いていきます

#1 Winter is Here
#2 The Rightful Queen
#3 Winterfell
#4 Exodus
#5 Ice and Fire
#6 A Dream of Spring
///


🇬🇧2017BBC放映でのストーンヘンジのドキュメンタリーでの最後のナレーション観た時からもうこれGoTの最終章 最終回の最後のナレーションでいい!!ってずっと思ってきたここ数年なので書き起こしとく、、

/////
全ての道はローマに通ずといいますが、新石器時代イギリスの全ての道はストーンヘンジに通じていました。

先祖の魂が眠る場所で人々は集い冬至(winter is coming...)を祝いました。
かつて人々の世界観はひとつでした。

日が昇り沈む理由(ドロゴ....)
死者の魂が行くところはどこか(Night King...)
善とは何か悪とはなにか人々は共通の世界観を持っていたのです(You win or You Die...)
ストーンヘンジは死者の魂を葬るだけでなくイギリス各地から人々を集め、求心力のある聖地として建てられただけでなく異なる社会をひとつにしました(seven kingdoms...)

まさにイギリスを代表する大いなる遺産(heritage...for the throne...)なのです


最終話あとのエピソードとして、
1年間最終章の撮影現場に密着した
"ラストウォッチ"という特番もあるのでそちらも観てほしさ

ここからネタバレ▼













タイトル再更新…
#1 Winterfell
(S1E1の始まりと同じようなシーンと台詞が多数でもう😭)

#2 A Knight of seven kingdoms
今までで1番泣いた😭😭😭
誰かの笑顔に泣く日がくるとは思ってもいなかった。

エダードの大剣 アイスとともに物語が始まり、王都へ行き後に大剣が2つに別れ、
それを持つスタークでない2人がウィンターフェルにやってきてからの叙任式、、、

あの大剣がS1〜このウェスタロスでの私たちも見ている物語を、全て見てきているんだと思うとたまらなくグッときてしまった
(アーサー王と円卓の騎士じゃん泣 ブリタニア記
決戦前夜のnightと意味合いかけてんのかな?)

#3 The Long Night
(S1E1? でばあやがブランに読む闇夜の物語の冒頭がlong long night...)

サンサ: No One can protect me...&anyone
誰も守れないって言ってる…となってからの

NO ONE!!!!!!ってアリア😭
意味が変わる英語って面白い…となりました

#4 The last of the starks
GOTで1番怖いのは得体の知れない怪物ではなく人間の心、、というこれぞゲームオブスローンズ!回

皆の悲しい別れな戦い明けの日のジョンの演説がこのGoT最終章の結びの言葉のようだった。
やはり7王国それぞれの誓いの言葉から単語何個か抜き出して語ってた気がするんだけども。もしそうなら本当にすごい…全文はやく、、

古の神々、騎士、ラニスター、ナイツウォッチ、北部、メイスター、ロードオブライト、……しかしターガリエンがいない気が、、、


#5 The bells
やばい、、本当にやばいゲースロっぷり、、
王座をめぐる戦いではなくこれは戦争だったと思いなおさせる。
ブランが言っていた戦いは終わらないって今現在までのことなのでは?と思わずにはいられない。
S1での鐘🔔から始まりGOT内で鳴ってきた数々のあの鐘🔔の音の場面思い出すと歴史の面白さ危うさ愚かさ、寄り添っているはずの慈悲と祝福は飾りでしかなかった…と思い出させてくれたよ

現在のcity of londonのモットー(ドラゴン紋章&ロンドン内のロンドン市かつて別統治)
Domine Dirige Nos(lord,guide us)
が🇬🇧St. Paul大聖堂の"BELL"にも刻まれたのは?
玉座でなく今日落ちたBELLがゲースロ内でもしheritage(for the throne)になったとしたらすごすぎ…

実際の歴史に物語を繋げるの…かもだけど、俯瞰で観ると、私たち(視聴者)だけがこの全てが灰になってしまうかもしれない物語を未来にも詠んでいける唯一のNo Oneなんだよね…

#6 The Iron Throne
historyとstoryの語源が実は一緒という(細かく別けると区分は難しいみたいだけど)

歴史と物語を分けるものとはなんだろうか、、という答えが詰まっていたドラマだったという結末に感慨深くなりすぎて感想が全然出てこないほどに、最終回大満足でした。
//
私たちが知り得る歴史とはいつだって勝者のみが書き遺した歴史であり、負けて葬り去られ語り継がれなかった数々の歴史たちの中にも、
このドラマのような人間模様があったのだろうな…と思えてくる。(S1の感想)
//
わたしたちがこの物語を知っていれば
書物として遺ったものの中にたとえティリオンが登場してなくとも、ジェイミーの立ち振舞を想像出来なくとも、ドラマとして観たままに語り継がれてけば本当の意味での物語(歴史)は消え去らないんだなと。
活字と映像の歴史文化的な違いを考えさせられてます。
後の歴史としては語られないだろう殺戮へ至ってしまった悲しい歴史への経緯をきちんと記し残せるのはブランと私たちNo Oneだけというオチにも感無量。

E4で語られたターガリエン製の(車)椅子にすでに座ってんだねブラン…
スタークが主役のようであり、ターガリエンの滅びの美学(OPのCGのドラゴンの骨からの玉座)の上に成り立っている物語でもあって。

(サムが書いたあの本はきっとジョン視点だろうからこっちのゲースロのが絶対面白いと思う…🤣)

登場人物全員、悪人(悪と善の定義訳の無意味さ)ですら好きになってしまう数々の展開の積み重ね、炎に助けられ炎に怯えることもその象徴として描かれているようでした。

この結末に賛否あることもとてもわかる。。
だけどヴィランっていう考え方自体がいったいどこからの視点で何を基準にしていたんだろうな……?という、彼らの中にも彼らなりの正義があって、一方向からの焦点の当て方だけで物事を見てしまう愚かさ無知さを面白く描いてくれていたのがゲースロなのでは…と思っているし、
だからこそ、結末について大いに賛否分かれてることこそ、いろんな立場の人の視点が見えてそれこそゲースロっぽくて最高じゃん!!と思えてます私は、、、
悪人という概念も車輪と同じく壊してくれたのがゲームオブスローンズだったんじゃないでしょうか。
悪役ですらも好きになっちゃってるもの。

S1E1 ファーストカットな森の奥から逃げてくる人に始まり
S8E6 ラストカットは森の奥へとサヴァイヴしていく人たちで終わった

(ラストカット、ナウシカだった…ナウシカも結局全てを破壊するものね…)

歴史と物語をつなげる新たなカタチをつくりあげてくれた偉大なドラマをタイムリーに観れて、ここ数年本当に楽しませてもらいありがとうございましたという気持ちでいっぱい。
全シーズン通して3周以上も観てしまうドラマにはこの先も出会えない気がしてるし

この時代のシェイクスピアだと思ってる
niwarie

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