このレビューはネタバレを含みます
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終わらせ方がうますぎる。
ここまできてハッピーエンドはなんだかGOTらしくない。だからモヤっとするけどこれがベストな形なのかも。
”誰もが納得していないのは、それが正しいからだとも言える。”
ティリオンの言葉、考察が深過ぎる。
これこそ最終章に相応しいのでは。
ずっと見てきた人達が一堂に会するシーンは本当に感慨深い。
でも今までとは撮り方が違った気がする。これまでは無駄なシーンが一切なくて、伏線回収がしっかりされる感じ。
今回は一人一人の心情に入り込ませるような長回しのシーンが多かったような。
気持ちをもっていかれた。
第7シーズンまでは選ばれし者たちの闘い感で溢れてたけど、、ファイナルシーズンになって現実を突きつけられた。
完璧な人間などいない。
奴隷解放者のデナーリスは暴君になるし、これぞ本物の英雄ジョン・スノウは全く活躍できずに終わる。夜の王を倒したはずのアリアはサーセイを殺せずに逃げる。生まれ変わって誠実な男になったはずのジェイミーは一瞬でブライエニーを捨てる。
現実ってこういうものなのかも、、と思えてくる。誰も幸せにならない終わり方だったのは、鉄の玉座なんぞに取り憑かれて、無駄な戦争を繰り返した者たちへの仕打ちなのかもしれない。
突っ込みどころは色々あったけど、総じて良かった。現代に色んな教訓を残してくれたと思う。
殺し合いや権力争いがどんなに醜く、人間を貶めているか。人を導く指導者と支配者を履き違えてはならない。etc...
