「群像劇」の最高傑作、堂々完結!
膨大な登場人物ひとりひとりに物語がある。
その物語は一本の線のイメージ。
時には交差し、時には収束し、時には新たな線を生み出し...
GOTをGOTたらしめる要素は、その線の本数の多さだと思っています。
2011年に放映されたシーズン1から実に8年にも及ぶ年月に渡って紡いできた線がラストに向かって集約していく。
もうほんとこういう群像劇をずっと観たかったんです。
映画では尺が足りなくて絶対できない。
そんなドラマならではの良さを存分に味わえる作品でした。
シーズン8に関しては...
第3話の出来だけみたらスコア4.9か5.0の満足度でしたね!
ラストについてのぼくの意見ですが、
そんなに嫌いじゃないです。
エンタメ的に盛り上げようと思ったら、シーズン2あたりでもっと色々できたと思うので笑
第3話が最高潮の構図なので盛り下がった印象を受けるのはしょうがないかなと。
登場人物や、観る側が「こうなってほしい」っていう展開になかなかならないドラマでした。
人間の意思を超越した「歴史のうねり」に英雄たちすら呑み込まれてゆく。
「時代」に抗えない運命を背負った人びとの物語だったと思いますし、その壮大な「時代」を描いていくのがGOTの見どころだと考えています。
なのでシーズン8の展開も割とすんなり受け入れてます。
素晴らしい群像劇を観終わってしまった喪失感と、
もっとこうしてほしかったという欲ももちろんありますし、
とても寂しい気持ちになりましたが、
こういう感情を抱けることこそ名作の証だと思っているので、しばらくはこの感情に浸っていたいと思います。
あー...仕事やる気出ねー...笑