Riku

ナイト・オブ・キリング 失われた記憶のRikuのレビュー・感想・評価

4.5
硬派な名作を生み出し続けるHBO作品!

「主人公が目覚めるとベッドに女性の惨殺死体が…」こんなありふれたシチュエーションだが、事件の発端から結末まで微塵の妥協もないクライムドラマでした。
終始 雰囲気は暗いけど、最後まで飽きることなく楽しめた😀

主人公の青年ナズを演じたリズ・アーメッドと、彼の弁護を担当したジョン・タトゥーロの演技がヤバいくらい上手い。
人間性を失っていく若者と、自身の評判とプライドを取り戻そうと奮闘する弁護士との対比が鮮烈でした。
また、ナズの家族の苦悩、イスラム教徒への容赦ない差別、証拠確認と起訴手続き、そしてライカーズ刑務所の恐るべき実態が、通常のドラマでは省略されるディテールまで丁寧に描写されてた。

鑑賞後は 誰もが、タイトルの“THE NIGHT OF”の後に続く言葉を自分なりに考えることだろう。邦題ではキリングとなってるけど、もっといろんな言葉が当てはまると思う!