三角窓

拝み屋怪談の三角窓のレビュー・感想・評価

拝み屋怪談(2018年製作のドラマ)
5.0
小中千昭! 終始ずっと良かった。使い回されて恐怖表現にもう余地なんてないと思っていたのでまだ怖さに余地も可能性も残されていた事が素直に喜ばしい。顔の位置に掲げられたライトのせいで人の境界が簡単に揺らぐこととか男か女か分からない顔の捻れた紫色のコート(!)を着た何かとか桐島加奈江の手作りの魚のお面とか本当に異様。幽霊=白い着物から、黒沢清が幽霊=赤い服にシフトチェンジさせたけど紫の服の怪異って始めてじゃないかな。小さな短い怪談を積み重ねていく序盤の方が個人的には好みなので一つの事件に収束し変な超能力バトルとジャレ合いみたいな格闘になる終盤はちょっと演出のトーンが派手で雑に感じるのが勿体ないけど、それでも怖さを最後まで維持し続けたのは感嘆。素晴らしかった!