Mrsフロイ

指定弁護士のMrsフロイのネタバレレビュー・内容・結末

指定弁護士(2018年製作のドラマ)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

これは明らかに森友学園への国有地払い下げ問題を意識した展開のストーリー。
誰もが散々マスコミ報道で見聞きしたニュース。
それを指定弁護士制度という、一般の人には馴染みの無い法の仕組みに絡めて描いて見せる。
まるで子どもに噛んで言い含めるように、繰返し検察審査会で不起訴になった事案を改めて裁判にかける仕組みと、指定弁護士の役割を伝える。
普通なら見ていて嫌になるところを、検事北村一輝、事務方生瀬勝久等の演技達者で巧みにカバー。

その上裁判員制度の導入という、もう皆があらかた忘れた出来事が持ち出される。これはどの様に話を収めるのかとチョッと心配になるが、最後は市井の人びとの無責任な言動に帰着する。
つまりは、あなた方次第ですよとの至極真っ当なメッセージで終る。

見終わってから他局の深夜のテレビニュースで、正に森友問題を告発する近畿財務局OB6人のインタビューと、文書改ざんに関わり自殺した職員の父親の証言が放映されたの目にした。

事実はドラマより奇なり!
ドラマでは描かれなかった日本の官僚の意地を見る思い…
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