なり

獣になれない私たちのなりのレビュー・感想・評価

獣になれない私たち(2018年製作のドラマ)
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自分は好きだったけれど心に余裕がある状態だから受け取れたのかもしれないな、とも思う。テーマ性が強めな部分が結構ある。

出てくる人間みんな嫌な感じだしとりわけ社長が(コンプラ)すぎて視聴断念しそうになった。朝イチからお茶淹れ、宿泊先の予約……それが当たり前になっている環境……
あと全体的に女を下の下の下に見てる男が多すぎてマジで辛くなる。

深海晶ほどキラキラしてはないけれど立ち回り方に自分を重ねてしまった。人にやさしくしちゃうよね。お人好しで利用されがち。
自分の声は上げられないよね。でもいざ怒り、叫び、吠えても届かない。
5話辺りの壊れていく深海晶は並のホラーよりも恐怖した。

長門朱里が陰湿オタクって感じで、相手を分かろうとせずに属性っぽい括りで晶を「キラキラ」っつって僻んだり呉羽さんを「本性出たww」っつって叩いてたの、陽キャを陽キャってだけで叩いてた高校の時の同級生のオタクを思い出して質感だなぁとなった。

まぁでも人間を人間だと思えていない社長がやっぱり1番無理。わたしとあなたとは違うと言うこと。

1番好きなセリフは「可愛くなくて何が悪いんじゃボケ!うっせぇわ!!」
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