りおパパ

フェイクニュースのりおパパのレビュー・感想・評価

フェイクニュース(2018年製作のドラマ)
3.8
野木亜紀子さんの脚本というだけあって、やっぱりちょっと色々ありました。北川景子さん扮する主人公が元新聞記者らしく、ジャーナリストとして伝えたい真実というものと、ネットを覗く人たちの知りたいこととのギャップ。伝える側のPVを稼ぐことしかない意識と、書かれたことの影響力。あとは信じていた人の裏切りとか・・・ネットに発信することは、自分の意識とは違って独り歩きし、大きな影響力を持つことがある。野次馬根性をくすぐればPVは稼げるかもしれないけれど、PVを稼げばお金になるのかもしれないけど、本当にそれでよいのか。サブタイトルが「あるいはどこか遠くの戦争の話」っていうのがニュースを読む人のスタンスを測る意味でちょうどいい。遠くの戦争って、大変そうだけど自分には関係ない。もう少し尺の長いドラマで見た方が見ごたえがあったような気がする。
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