NHKの二週連続ドラマ。
めちゃくちゃ面白かった。
ネットニュース記者を中心にネットメディアと傍受する人たちを描く。
難しいテーマながらかなり見やすくまとまっており、「あるいはどこか遠くの戦争の話」という副題が染みる。
というのもこのドラマは情報に踊らされる民衆の話であり、責任だ仕事だとどこか他人事のようにその事件を扱う仕事屋を描いた話でもある。
リアルな怖さがあったのは各人が軽い気持ちで拡散し、思想や信念が傾き行動している人にも悪気がないのではとさえ思うところである。
これが一番大変で、かつてドラえもんの台詞にあった「戦争なんてお互いが正しいと思って戦っている」という言葉の体現している作品である。
二週連続ドラマにして見やすくわかりやすくかなりコンパクトにまとまっていて野木亜紀子氏はすごいと改めて思った。