梅田

THE WIRE/ザ・ワイヤー シーズン1の梅田のレビュー・感想・評価

4.3
刑事ドラマとしてはかなりリアリズム路線。麻薬捜査と殺人、汚職などいろんな事件が重層的に絡まる。地味な操作を地味なままめちゃくちゃ面白く描くのがすごい。
悪人がわんさか出てくるけど、警察側にも腐敗があるし犯罪者側にも人情があって、一筋縄の勧善懲悪とはいかないところにハマってしまった。どのキャラクターにもいろんな葛藤があるけど、弱いところをほとんど他人に見せない奴らばかりで、それがまた渋くて魅力的だった。ほとんどまだ子供と言っていいマイケル・B・ジョーダンが可愛い。
シーズン1最終話のいちおうの決着にはそれなりに満足感があるけど、この先もっと面白くなっていくだろうという期待感も大きい。

※犯罪グループが全員黒人なの、今の感覚からするとどうなの…という思いもあったけど、そこへの目配せはきちんとある。
梅田

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