とぅん

THE WIRE/ザ・ワイヤー シーズン4のとぅんのネタバレレビュー・内容・結末

4.8

このレビューはネタバレを含みます

シーズン3までは、特別捜査班と麻薬組織との攻防がメインだったけど、このシーズンから上手い具合に教育問題にシフトしてて、
雰囲気はそのままにテイストが異なっているが、私はこの路線、非常に好き。
ってか、これだけ子ども達の問題を真正面から描写したコンテンツはあったろうか。

相変わらず群像劇スタイルなので、刑事達の話も出てくるのだけど、メインはあくまでも少年たちの暮らし。
ネイモンド、ランディ、マイケル、デューカンの4人がメインになるんだろうけど、最初はつるんでた彼らが別々の道に進むのは何だか胸に迫るものがあるな。

前回でクビになったプレッツが教師に転職したり、ボクシングジムのコーチだったり、立派に地域の刑事に成長したカーヴァーだったり、大学教授と特別クラスを受け持つコルヴィンだったりと、周りの大人達の視点も良い。
そして、カルケティが市長に当選してからの、市の立て直しが別の視点で描かれるのも見応えがある。

最後のシーズンは、密かに関係してた輩を殺しまくってたマルロと対峙する感じになるのかな。
また対ギャングの話になるのかもしれないけど、個人的にはこのシーズンみたいな子ども達がメインのストーリーがいいなぁ。
とぅん

とぅん