一度観たら忘れられない実話ドラマ。
1989年、セントラル・パークでジョギング中の白人女性がレイプ暴行を受けた事件。
後に"セントラル・パーク・ファイブ"と呼ばれる冤罪の5人の少年たちが、いかにして犯人に仕立てあげられ人生を奪われていったのかを描いています。
去年、配信されてすぐに観て、衝撃が凄くて忘れられなかったのだけど、「13th」と同じ監督だったと知り再鑑賞。
観ていて本当に苦しくなります。涙も止まりません。どうして無実の子供たちがこんな目にあわなければならないのか。彼らは想像も絶する辛い毎日を送り、6年~13年服役する事になります。
人種差別により人生を奪われた5人の物語がとても丁寧に描かれているので、観ていて辛く、胸が張り裂けそうになりますが、とにかく観て知ってもらいたい、4話構成の短いドラマです。音楽がとても素敵。
この時、少年たちに死刑判決を下す為、ニューヨーク・タイムズを含む主要4紙に900万円以上を投じて「人種問題の悪化など気にせずに犯罪者を憎むべき。死刑を復活させ5人の犯人たちを死刑にしろ」という強烈な意見広告を掲載し、彼らが犯人にだという決めつけを煽ったのがドナルド・トランプ。
政治の事は詳しくないし、アメリカの政治なんて特によく知らないけど、この作品だけでなく映画、ドラマ、ニュースでトランプがレイシストだという事実だけは知っているので、心の底から軽蔑してる。