ゆりな

NY ガールズ・ダイアリー 大胆不敵な私たち シーズン3のゆりなのレビュー・感想・評価

4.5
もっと日本でも評価されてもいいはずなのにな〜!

タイトルが浮かれて見えるけど「The Bold type」を訳すのは確かに難しい。
SATCも好きだったけど5倍面白い。
ちなみにロケ地はNYでなくカナダらしい。
今更気づいたけど、タイトルコールの前、必ず悪い出来事か気まづいネタが来るのね!笑

「それって、Blackでゲイな人が言うと、余計ふりだよね?」っていうセリフの多さと日常性にびっくりする。
(映画の尺だと、ここまで日常的に出せないだろうから)
権利の問題や貧困、LGBT、リアルなところがいい。

改めて思ったのは、このドラマの登場人物はみんな芯があるけど個性が違うところがすごい。
「アディーナだったらこうする」「ティアだったらこう」が強く、キャラクター診断じゃないけど似た人物がいない。

自分がハッピーな状況でも「大丈夫?何かあった?」「何かできることはある?」って気にかけ合う3人がいい。
恋人との喧嘩も「こういう意図だったの、ごめんね」と謝った上で、「私はこうしたい」とハッキリ伝え合う、外国ならではの感じもいい。

本シーズンは途中で挟む、2014年のインターン初日の話が面白いのなんの。
フレッシュな3人が可愛いのと、少し派手なメイクとファッションが違うだけで、同じ役者さんでも印象変わるのがすごい。

相変わらずジャクリーンのパーティーのスピーチが名言多すぎるし、アディーナはどこか魅力的。
今回、キャットが2人の好きな人の間で揺れて、最後にする決断が予想外で驚いた!普通の映画じゃドラマにはない、ジーンと来る展開だった。

2023.5 再鑑賞

失恋や選挙戦で辛いキャットが、辛さを認めて吐き出していく姿はやっぱり泣けた。
(これまでの恋愛がハッピーで上手くいきがちなキャラクターなだけに)

恋人たちが仲直りして、あたたかい夜を過ごしているときにかかっている曲が「Alone」って曲名でグッと来た。
このドラマ、つくづく音楽がいいんだよね。

「ファッションデザイナーになりたいかも」と挑戦するサットンが、今の私にとっては眩しく見えてよかった〜。
「26歳だからなんでもできるよね〜」っていう眩しい若さじゃなくて、何にでも挑戦したい意欲的なところが。

本シーズン、当時、仕事が辛い時期に見ていて、毎晩深夜に元気づけられていたな。
キャットが市長選に出るくだり、勇気が出たなぁ。

「今日のストレスがまた増えたわぁ」って言いながらも、次の瞬間エレベーターで笑い合っている3人が可愛かった。(その後、メール流出事件が勃発)

以下ネタバレ

・本シーズンの冒頭でジェーンがライアンを選んだことがわかるんだけど、やっと幸せそうでよかった〜。もちろん、ベンとのカップルもよかったけれど。
ただ先の結末を知っているので、ライアンとのラブラブさが切なくも見える。。

・本シーズンにだけ出る、パトリックが変な感じしていたのだけど、改めて見ると若いボスって、それはそれで大変だよなぁと。
ゆりな

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