なまえ

ボディガードー守るべきものーのなまえのネタバレレビュー・内容・結末

3.2

このレビューはネタバレを含みます

BBC1で最高視聴率を叩き出したというから期待して鑑賞。こういう政治サスペンスはどこか杜撰で感情的な行動を起こす人間がいるから事態が動いて面白くなるものだが、やはり気にくわない部分も多かった。

RIPA18において内務大臣・保安部(MI5) VS 首相の動きや駆け引きがメインとするところを、直前のテロ、警察幹部に内通した犯罪組織、内務大臣の失脚とその椅子を求める人間など、舞台は混乱の様相を呈する。

主人公のデイヴィッドは本来なら巻き込まれた側で済むはずが、PTSDに苦しむアフガン帰りの退役軍人という経歴によって利用され、ジュリアの夫婦関係が破綻を来しているところに立場を超えて関係を持つから本当に厄介。加えてスコットランド人というのもどこかテロ側に加担しているのではないかとミスリードを誘う。

冷静に振り返るとよく練られていて4話あたりから面白くなったと思うが、最後の最後にどうしてもハッピーエンドで終わらせようと駆け足になった感が否めない。内容が偏るのは仕方がないと思うが。

撮影技術とサウンドは緊迫感を存分に引き出していて素晴らしかった。

ちなみにyoutubeのBBCチャンネルに RedNoseDay 2019 のコメディ短編があるので気になる方は是非。

果たして2期でma'amは生き返るのか・・・
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