ワイカ

ボディガードー守るべきものーのワイカのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

 アフガン紛争出兵時のトラウマを抱える英国の警察官が、強硬治安派の女性内相の警護役を務めながら、テロと戦うお話。政治的な駆け引きも描かれていて、リアリティがあって見応えがありました。

 冒頭からいきなり爆弾テロ未遂ですごい緊迫感。2話目以降の幼稚園へのテロ未遂、内相への狙撃、爆破と、手に汗握りっぱなしです。

 内容はかなりシリアスで複雑。あまりに複雑過ぎて、途中何度も置いてけぼりに。出てくる人みんな怪しくて、思惑もいろいろでこんがらがる感じ。でも、それが逆に緊張感につながってて良かったかも。

 しかし、最終回はちょっと雑。真相は取ってつけた感じだったし、あの女性テロリストがいきなり真実を語り始めたり、警察が爆弾を体に巻いたままの主人公に住宅街を歩かせたりというのは違和感がありました。それまではかなりいい感じだったので、ちょっと残念でした。

 あと、あの内相、女性としてまったく魅力的じゃない、てか少しきれいなおばさん程度にしか見えず、ボディガードとできちゃう設定はなんかなぁだった。ああいう展開を盛り込むなら、もうちょっと若くてきれいな女優を使ってほしかった(英国の女性閣僚は実際に若くてきれいな人が多い)。

 それにしても、こんな硬派なドラマで高視聴率が取れるのは英国ならではでしょうか。続編があればまた観たいです。
ワイカ

ワイカ