いがらっしー

対岸の彼女のいがらっしーのレビュー・感想・評価

対岸の彼女(2006年製作のドラマ)
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正にキャッチフレーズ通り『大人の青春ドラマ』だった。
大体自分の世代と同じ頃だから、より懐かしい気持ちにもなった。
ただ、高校生の葵を演じた石田未来さんが、現在の葵の財前直見さんになる筈なのに、現在の小夜子を演じた夏川結衣さんと余りにもそっくりだったから、間違って錯覚してしまい、話が少し不確かな状態になってしまった。
しかし、テレビ画面で観るだけでは勿体無い程、美しい幻想的な風景映像が沢山使われていて、これが映画だったら良かったのにと何度も思った。対岸の彼女というタイトルらしく川の風景や、空とか雲の使い方が秀逸。
主婦である小夜子に「主婦だからって楽してる…なんて思わないよ。」とか言っている言葉に、私まで救われる気がした。世の主婦に対するオマージュかと嬉しくなった。
人は、特に女性はいつになったら自由になれるのかな…
女性どうしの友情って難しいよね。これって、今で言う本当にLGBTだったのかな?
ラストの運動会のビデオのシーンがぐっと来る。
WOWOWで放送されたみたいだけど、実に良作。
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