このレビューはネタバレを含みます
江戸時代の日本、東北地方のとある集落が謎の怪物に襲われた所から始まり、なんやかんやあって倒すお話。
「江戸時代にシン・ゴジラの蒲田くんみたいなワニもどきが出てきて侍が戦う!」と書くとちょっと気になりますが、侍は一太刀も浴びせられぬ程にてんで役に立たず、主人公達と共に村を守る為に立ち上がった人達の活躍も村の外に藁敷いて燃やすだけと、仮に怪獣映画として見ても見所がありません。
宮部みゆき氏の同名小説の映像化で、原作の方は読めていないのですが、他の宮部みゆき氏の作品を読んだ感じからすると、相当端折ったのではないか、という印象を受けました。
なにより残念だったのが、主人公である朱音のキャラの掘り下げが足りず、最後の感動のシーンが視聴者置いてけぼりになった事でしょうか。役者達の演技が素晴らしいだけに残念です。