GreenT

ビッグ・リトル・ライズ<シーズン1>のGreenTのレビュー・感想・評価

3.0
これって確か、リース・ウェザースプーンが「女優はトシを取るといい役が与えられない、故に男優よりギャラも低いし、なにより中年女性を主人公にした話が少なすぎる」と、自分で制作し、話題になったんじゃないかと記憶していました。

海岸沿いの豪邸に住む白人たちの物語で、すっごいムカつくのですが、リース・ウェザースプーンとローラ・ダーンがいわゆる「カレン(特権を振りかざす白人女性)」を熱演しています。貧乏なシングルマザー役がブルネットのシェイリーン・ウッドリーなので、これはまさにカレンを描きたかったんだろうなと思う。

オープニングに殺人事件が起こったってところから始まって、シーズンが終わるまで誰が死んだのか分からない作りになっていて、その間、近所の人の証言や、主要人物たちの生活を描くことでなにが起こったんだか観ている人に推理させるという、なかなか見せる作りになっています。

リース・ウェザースプーンの元旦那が再婚した相手が黒人女性で、レニー・クラヴィッツの娘、ゾーイが演じていたり、興味ある配役。ニコマンの旦那はアレクサンダー・スカースガードなんだけど、この人すっごいカッコいい。

みんな子供が6歳で、同じクラス?それでクラスでのいじめやなんかでモメたりするのがめんどくさそう!と思った。親はこういうところが大変だよね〜。しかも街の名士、みたいな地域での女同士の力争いみたいのも描かれて面白い。

この先はネタバレになります。


だんだんと、ラブラブで理想の夫婦とされているニコマン夫妻の実態が明かされていくのですが、ニコマンすごい!ヌードとかセックスシーンが多い!この人いくつ?すごいキレイだね〜。お直ししていないんだろうか。

アレクサンダー・スカースガードがDV夫を熱演しているのですが、こういうカッコいい人がこうなんだ、ってなんかすごい説得力ある。

シェイリーン・ウッドリーをレイプしたのはアレクサンダー・スカースガードなんじゃないのかな?って中盤でわかった。最後「やっぱり!」って思った。

シェイリーン・ウッドリーは、レイプで身ごもった息子が、父親の血を引いているかもしれないから、学校でローラ・ダーンの娘の首を締めたという嫌疑をかけられても否定できない、しかもシングルマザーで、色々差別されるって役がハマっているのですが、ちょっと無理があるとも思う。

だって、レイプされて妊娠した子、堕ろせよ!!なぜ産もうと思ったのかが良く分からない。あと、このキャラは他のママたちと比べて極端に生活水準が低いのに、なぜおんなじ学校に行っているのか分からない。この地区に引っ越してきたのはなぜ?って問いの下りはあるのに、答えがない。

ニコマンの子供が暴力的になるのは、両親が隠していてもDVしていることは子供に伝わるってのはなんか納得行く。

だけどラストがなあ〜。アレクサンダー・スカースガードを女達がアクシデントで殺してしまう、しかも行動を起こしたのが一番意外なゾーイ・クラヴィッツだったから、それをみんながかばうことで団結する、みたいなラストはあんまり面白くなかった。

ニコマンがDV夫から逃げるために、奥さん連中が団結する話の方が満足度高かったと思う。

観ているときは、冒頭に提示された殺人事件の全容が分からないので興味が湧いたけど、こうして感想を書いているとあんまり面白くなかったなと思い始めちゃった。

他に観るものがなければ観るけど、って感じのドラマだった。