MiYA

シャーロック・ホームズの冒険のMiYAのレビュー・感想・評価

3.8
BSプレミアムにて全41話完走。ホームズは子どもの頃からよく読んでいましたし、このテレビドラマもNHKで繰り返し観てました。

大人になってこうしてまとめて観る機会をいただけたのはありがたい。そして改めて見ると、「怪しい過去を持つ年配の男が若く裕福な令嬢と結婚する」というパターンが多いことに気づいちゃったりします。

以下に気に入った話をメモ。個人的にベストは今も昔も「ソア橋」です。

「ノーウッドの建築業者」(歩測で隠し部屋を見つけるところが好き)
「赤髪連盟」(赤毛の人が雇われるという不思議な設定とその謎解きが面白い)
「マスグレーヴ家の儀式書」(暗号の謎解き&宝探しミステリー。残酷な結末も印象的)
「唇のねじれた男」(乞食の生活がやめられない男が印象深い)
「銀星号事件」(「夕食がカレーだった」とか「犬が吠えなかった」とか、小さな伏線が効いている)
「ブルースパーティントン設計書」(なぜその場所に死体があったのかという推理が見事)
「ソア橋」(自殺を他殺に見せかけるというトリックが衝撃的だった)
「ショスコム荘」(亡くなった妻を生きていると偽装するトリックも面白い。若き日のジュード・ロウが出演)
「高名な依頼人」(犯人は最初からバレバレだが、狡猾で挑発的な犯人との対決は見応えあり)
「三破風館」(女性の悪党は珍しい)
「瀕死の探偵」(若き日のヒュー・ボネヴィルが出演)
「金縁眼鏡」(婦人参政権運動(サフラジェット)という社会背景、「食欲が増した」という伏線、犯人の逃走方法など、ミステリーとしてアイデアが豊富。映画「インサイドマン」の元ネタか?)
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