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トクサツガガガのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

トクサツガガガ(2019年製作のドラマ)
4.7
商社勤めのOL・仲村 叶(小芝風花)は特撮をこよなく愛する隠れオタク。仲村の母親(松下由樹)は、女の子らしさを好み、特撮のことを嫌っている。それゆえ母はもちろん、職場の同僚たちにも特撮オタクであることは一切秘密だ。そんな仲村は日々の生活の中でさまざまなピンチに陥る。「ど、どうすれば…」。すると、突然、仲村の脳内が特撮モードに切り替わり、彼女にしか見えない特撮ヒーローが現れ、彼らの言葉に勇気づけられた仲村は、次々にピンチを切り抜けていく。そして、特撮オタクの先輩・吉田さん(倉科カナ)や同僚・北代さん(木南晴夏)、小学生の男の子・ダミアン(寺田 心)、コワモテ・任侠さん(竹内まなぶ)など、新しい仲間と出会い友情を育み、特撮オタクOLとしてパワーアップしていく。
日常生活で直面する「あるある!」な壁に葛藤しつつも前向きに奮闘する仲村の姿を描くコメディードラマ。
特撮ヒーロー好きな仲村叶が、特撮ヒーローおたくであることを隠しつつ社会人として上手く世渡りするノウハウを、カラオケに誘われたら子供の頃に人気だった特撮ヒーローものの主題歌を歌うことなどをケースバイケースでユーモラスに紹介しているのが、特撮ヒーローだけでなくおたくのあるあるなのが共感しやすい。
好きなものが違うおたく同士の人間関係を広げる中で、ぶつかる誤解や喧嘩やすれ違いなどのトラブルに、特撮ヒーローものなどで学んだことを糧に解決していく中で仲村たちが成長していく大人の青春群像劇として楽しめる。
劇中のエマージェイソンやジュウショウワンなどの特撮ヒーローものの本格的な作り込み、特撮ヒーローものの内容がドラマの内容とシンクロしているのも、ユニークで何度も見たくなる。小芝風花の一生懸命な演技、大人な倉科カナ、ツンデレな木南晴夏、寺田心くんなど、個性的なキャラクターのアンサンブルも楽しく、続編を期待したいヒューマンコメディドラマ。
「好きは、奪えない消えないよ」