これってなに、ラブコメmeetsサイコパス・スリラーみたいな路線なの?
ニューヨークでブックストアを営むジョー・ゴールドバーグは、ベックと言う若い女性客を好きになる。ジョーはソーシャルメディアでベックの情報を手に入れ、住所から良く遊びに行くところまで知り尽くし、ストーカーとなる。
で、偶然を装ってベックを事故から救い、友達になった上にどさくさに紛れて彼女の携帯電話を盗む。ベックが新しい携帯を手に入れてからは、その携帯とシンクさせ、彼女の動向を全て監視する。
ここまでは昨今ソーシャルメディアや携帯でストーキングも簡単になったなあという警告的な感じなのだが、この後ジョーはかなりヤバいヤツということがわかってくる。
しかしベックの方も相当なタマで、金持ちのボーイフレンド、ベンジーにクズのように扱われているのかと思ったら、金目当てにベックの方から言い寄ったらしいとか・・・。
この辺は「リアルなラブコメ」みたいな感じ。
で、二人とも相当イカれているんだけど、恋愛としては進んでいくというか、だけどそれがすごいダークで、80s/90sのラブコメみたいな明るい感じじゃないし、変にリアルでどよーんとなる。
まあ~そういう面白さはあるんだけど、回が進んでいくに連れてトンデモな設定が増えてきて、「これどう着地させるんだ?」って興味はあったけど・・・・。
だって、人を殺して、その人の携帯でツイッターとか発信し続けることで生きているってことにするって・・・。携帯って場所バレるでしょ?誰が行方不明になったら、ツイッターとかやってても誰かが通報したら携帯の場所でバレない?
それとも、ソーシャルメディアを発信していれば、リアルで誰にも会わなくても誰もおかしいって思わないってこと?いやでも、仕事先にはバレるだろ。
あと、本屋の地下にあるプラスチックで囲まれた部屋・・・・。レア本を適切な温度で保存しておくための部屋らしいんだけど、そこに人を閉じこめる・・・・???これはサディスティックな人が作ったものらしいからまあ創作としてアリだとしても、設定に無理があるような・・・。
ラストの回は、シーズン2につながるようになっていたけど、もう観ない。シーズン1で終わりだったら結構面白かった!ってなるけど、「死んでたはずの人が実は生きていた」っての、ちょっと既視感ありすぎ。こういう展開ってすっごいつまらなくなりそう。シーズン1でスパっと止めてたら良かったのになあ。