本屋のジョーは、惚れた女の子の為ならどんなことでもする。それが絶対的な愛だと信じている。のぞき、侵入、コソドロ、SNSの個人情報まで盗む。彼女を脅かす存在は殺すことも厭わない。
そんな彼が好きになったのは作家志望のベック。
サイコパスストーカー鬼畜男。こわいし気持ち悪いと思いつつ、毎日１話ずつ見てしまった。
歪んだ恋愛観のジョーだけど、アパートの隣にすむネグレクトされてる少年を何かと気にかけ世話して、実は人間味はある。
最初の数話は、あの手この手のやばい手で、ベックに近づくジョーにハラハラしつつで面白かった。
二人が付き合い始め、うまくいったり、喧嘩したり、普通の恋愛ドラマになってから失速してつまんなくなった。
が、9話の終わりに起承転結の「転」があって、「ついにそう来たか！」と。
シーズン2もやばそうで、人がわんさか死ぬなら見たくないのだけど、ビクトリア・ペドレッティが出てるので見ます。
ここから先はちょっと内容に触れます。
ラストは個人的にはすげぇ後味悪いのだが、これは「ジョーの物語」だからそうなっちゃうよねぇ…こわいこわい。
彼は絶対に捕まらないし、彼は死ぬまでこういう事を繰り返すのだろう。
ベックもベックで問題ありまくりですが、ジョーとベック、どちらかに共感して見た人には賛否分かれるエンディングなのかもしれない。
結局、愛に欠点を抱えたジョーが好きになる女性にも欠点があるわけで。似た者同士なんだよね。途中、ベックと別れて一時的に付き合った黒人の女性(名前失念)は彼とは正反対のタイプだったから、執着なく綺麗に別れたわけだし。
いっそ振り切ってもっと鬼畜男のシーズン2を期待(混乱)
